病院から家に戻ってからも彼女は暗く塞ぎこんだままだった。
いつもならお笑いのDVDをつけると笑ってくれるがこの日は違った…
僕には悪いけどそろそろ私は死にたい
彼女が泣きながら話してきたが、頼りない僕には、もう少し頑張れるところまで頑張ろうと言って一緒に死ぬ事を逃げる様な事しか言えなかった。
もうちょっと頑張ってみるけど、限界がきたら私1人でも死ぬから、とめたりしないでね
卑怯な僕は、1人で死なせたりしないと彼女に言った。
今になって思うとこの時に2人で死ねていればどれだけ幸せだったんだろうって後悔しても後悔しきれない。